半導体製造装置のメンテナンス時の課題
半導体製造装置のメンテナンスにおいてねじやボルトを外す際に、樹脂などの母材に挿入されているインサートナットがねじと共に抜けてしまう(共抜け)ことがありました。
この共抜けが発生すると、その後の補修作業が非常に手間となり、あるお客様にとって大きな悩みの種となっていました。
アイサートは他社品と比べてアンカーの役割もするサイドポケットが2倍あるためトルクが約1.5倍になっており、共抜け防止に役立っております。
アイサートと他社品の緩みトルク比較評価
1.筐体材質
PPS アイサート(表裏) ASMC4-1.5D-303
2.評価方法
ボルトを固定し緩み方向(反時計回り)へ回転させ最大トルクを測定する。
【測定具】
トルクゲージ(tounichi製) DB6N(00~6.0N•m)
3.評価結果
(アイサートは上下の向きに関係なく使用可能)
4. 結果考察
他社品と比べアイサートが1.5倍ほど高い数値となった。
形状の違いがグリップ力をアップさせる要因と考える。
インサートナットの共抜けの問題でお困りの場合は、ぜひ弊社にご相談ください。