半導体製造プロセスにおける100℃以上の高温、反応性の高い化学薬品や研磨剤との接触、真空中のプラズマといった過酷な環境において、スーパーエンプラなど様々な樹脂が使われております。
弊社では、それらの樹脂に対しアイサート(インサートナット)を使用した場合を想定した試験を順次行っております。
今回は、PPS材に対するアイサートの
・引き抜き強度試験
・最大締付トルク試験
これらのデータを以下に紹介させて頂きます。
引き抜き強度試験(PPS:アイサート)
最大締付トルク試験(PPS:アイサート)
現在、PTFE、PCTFE等についても試験を行なっておりますので、順次結果をお知らせ致します。
(参考)PPSについて
ポリフェニレンサルファイド(PPS)は、熱可塑性樹脂でスーパーエンプラといわれる高性能エンジニアリングプラスチックであり、主に以下の特徴を有しています。
・常用耐熱温度が220〜240℃。
・優れた耐薬品性を有し、200℃以下でPPSを溶かす溶剤なし。
・疲労特性、クリープ性に優れており、耐侯性や耐加水分解も良好。
・電気を通さず、耐ヒートショック性も有する。
インサートナットの共抜けの問題でお困りの場合は、ぜひ弊社にご相談ください。
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